質問状 1枚目
(1)
本田技研工業株式会社
お客様相談センター御中
前略
貴社よりの12月6日付御書面(念の為コピーを添付
させて頂きました)、お送り頂き有難うございました。
しかしながら、貴社の御対応は、回答拒否、門前払い
と言うべきもので大変残念です。 ここ数年、企業不祥事が
相次ぎ、企業のモラルが問われている折、相も変らぬ
隠蔽体質を見る思いでした。
さて、御書面によれば、「本件は既に解決していることが
確認できました」とのことですが、どのように確認
されたのでしょうか。 貴社が解決済みと判断された
根拠をお尋ね致します。
当方の思いとしましては、設計ミスの事実が販売店に
伝えられておらず、まともな市場措置が取られてもいない
のに、どうして解決済みと言えるのか分かりません。
例えば92年7月の市場措置ですが、ホンダアクセス様
からの平成4年8月18日付御書面によれば、
「お客様が販売店に来場された機会をとらえ、当該
クローセンシステムが装着されている車に対して暗電流
防止の措置を講じる」だけのものです。
質問状 2枚目
(2)
つまり、欠陥クローセンシステムが修理されるとしても、
たまたま販売店に来ることが前提であり、さらには、
たまたま販売店に来ても、欠陥クローセンシステム装着車は
外見上全く分からないのが実情です。
このような措置に実効性があるでしょうか。 見せかけの
措置で問題が解決するでしょうか。
ともかくも、貴社が解決済みを主張されるのであれば、
その根拠を説明なさることが必要です。
その際、92年7月と93年5月のサービスニュースの
内容を御開示頂くことが欠かせません。 これらの
サービスニュースの中で、どのような措置が取られたかを
確認させて頂くと共に、設計ミスの事実が伝えられて
いるかを確認させて下さい。 というのも、販売店の間では、
クローセンシステムの不具合はリレーの故障という
軽微な問題にすり替えられているからです。
話は変わりますが、先の質問状では、次の2点お願い
しておりました。
・ホームページの記載内容に間違いや問題があれば
御指摘いただくこと
・欠陥クローセンシステムを巡る御対応について、
どのようにお考えか、お示しいただくこと
質問状 3枚目
(3)
貴社は、理由にならない理由で回答を拒否されましたが、
このような御対応には、貴社の企業倫理を疑わせるものが
あります。 事実は事実として認め、非は非として反省
すべきではないでしょうか。
きちんとした御回答を改めてお願い致します。
とりわけ、前者の要望に関しては、「ホームページの内容に
異論はない」といった御回答を頂くまで引けません。
現在、問題のアコードインスパイアは手元にありますが、
手放した後にホームページにクレームを付けられるのを
避けたいという事情があります。
かつて、貴社との対応で学んだことは、貴社には決して
油断してはならないということでした。 問題の製品が
手元にある間に、はっきりさせておく必要を感じています。
記
(1)クローセンシステムの問題を解決済みとされた根拠を
御説明いただくこと その際、サービスニュースの
内容を御開示いただくこと
※「本件は既に解決していることが確認できました」
と明記された以上、どのように確認されたのか
明示できないはずはありません。
質問状 4枚目
(4)
(2)ホームページの記載内容に間違いや問題があれば
御指摘いただくこと
(3)欠陥クローセンシステムを巡る御対応について、
どのようにお考えか、お示しいただくこと
以上の3点について、御書面での御回答をお願い申し上げます。
御回答は急ぎませんが、既にクローセンシステムのことは
お調べ頂いておりますので、一ヶ月以内ということで
どうでしょうか。
御多忙のところ恐縮ですが、きちんと御回答頂けるか
否か、貴社のモラルや良識が問われていると思います。
以上、よろしくお願い申し上げます。
草々
平成14年12月14日
郵便番号
住所
氏名
http://www.geocities.co.jp/HeartLand-Hinoki
/5501/index.html