ホンダ車を購入 クローセンシステムの取り付け

 

 

平成元年9月のこと、ホンダからアコードインスパイアという新車種が出ることを知った。 下の画像は そのカタログの写真である。

カタログを見て、ほとんど迷うことなく購入を決めた。 私は安全性にこだわるほうで、オプションでエアバッグやABS(ALB)を装着できたからである。 当時、エアバッグも装備できる日本車は、レジェンドとクラウンしかなかった。

車を契約する際、同時に、足マット等の用品も注文することになる。 そこで、アコードインスパイアの純正用品のカタログを見ると、クローセンシステムなる装置が載っていた。 下の画像は、カタログの中のクローセンシステムの部分である。

クローセンシステムというのは バンパーに取り付ける障害物感知装置で、フロント用とリア用がある。 私は このような装置を初めて知り、面白そうなので両方とも注文することにした。
これが運命の分かれ道であったかもしれない。 後に、リア用の設計ミスを巡って 大変な苦労をさせられることになった。

ちなみに、クローセンシステムなる装置は、アコードインスパイア以外の車種にも取り付けられる。 例えば、下の画像は、アコードの純正用品のカタログの内 クローセンシステムの部分である。

実は、このリア用も同じ欠陥を持つ。 ホンダは、「クローセンシステムに設計ミスがあるのはアコードインスパイアだけ」 などと言っていたが、実際には、インテグラ等 他車種にも及ぶのである。

さて、アコードインスパイアが納車されたのは 10月23日であった。 下の画像は、その際の納車確認書である。 車種がアコードとなっているが 正確にはアコードインスパイア。 しばしばアコードと略記されるが別車種である。

アコードインスパイアという新しい車種が発売され、客への引渡しが始まったのは10月中旬のこと。 私への引渡しは その直後であり、どうやら、クローセンシステムは製造が間に合わなかったようである。 画像にある通り、11月6日以降の取り付けとなった。
私の記憶では、11月の6日か7日にディーラーで取り付けてもらっている。 下の画像は 取り扱い説明書の写真である。


フロント用のクローセンシステムについて

私のフロント用クローセンシステムは、どういう訳か信頼性が低かった。 障害物に接近しても警告音が鳴らないことが度々あった。 ディーラーにも確認してもらい、コーナリングライトと交換されることになった。

リア用クローセンシステムの設計ミスが判明した時、フロント用は既になく、フロント用にも欠陥があったのかどうか分からない。 しかし、電気回路は基本的に同じはずで リア用と同様の欠陥があったとしてもおかしくはない。


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